『夜歩行』
臼い濁った墨をこぼした中に
蝋燭のろうを垂らした海の闇
舟の進んだ跡が残る波模様
わたくしがどれ程どれ程歩いても
頭上のアンドロメダはどかっと座って
大きな黒いお口を開けたまま
微動だにも動かないのだ
冷たい風が雪礫のよふに
顔や首や指の間に絡まっては跳ね返り
いっそう冷たさが痛くなる
空のインクが地にも降ったから
辺り一面何処を見ても殺風景で
わたくしの息だけがハッハッと
生きて立ち上る
真っ黒な木々の頭は切り揃えられ
夜に生きて這えようとしているのに
カサッと落ち葉を踏んだら
落ち葉は朽ち果て息絶えた
へんてこな夜に生きる獣が通りすぎ
ハッとする 目は垂直に
それでもわたくしは空を仰ぐ
木々の枝がわたくしの頭を触っても
木々の枝がわたくしの袖を
待って、待ってと引っ張っても
わたくしは歩く 途方もない道を
疾風の如く 駆け抜けて…
art charcoal and poem gallery
基本的に『木炭画』、『絵』 、『心感デッサン』というオリジナルな詩を載せます😃何故なら全てが芸術だからです🎵良かったらよろしくお願い致しますm(._.)m
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2018.09.05 22:01